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Diary
リテラシーってやつのおはなし
2011/11/30(Wed) 00:11
若干身内の恥的な感じなんですが、ふと思いだしたので。
これは昔々youtubeのヘッダに広告が出てた頃のお話です。
「youtubeで100000アクセスだった、記念品貰えるらしい!」
と、突然電話をかけてきて鼻息荒く話すカーチャン。
ハハッ、またまたご冗談を(AA略)と思い詳しく聞くと、…どうやらヘッダの広告枠に表示されてる
「your visits 100000 access !!」
とかいう文字の出る広告を見てそう思ったらしい。
一応youtubeを何度か開いて確認したところ、比較的早い段階で同じ広告が表示されました。
「母上、これは広告でありんす。」
そう告げると、寂しそうに電話を切りましたとさ。
以上、大したことない話しなんですが…。
仮に私に電話する前に広告のリンク先にアクセスして仮にそのサイトが悪質ではなくてもフィッシングまがいのサイトだったらどうなっていたでしょう。
「プレゼントあるから個人情報くれよ」
とか色々ありまさーな。
そこまでホイホイやっちゃう人は、結構な確率で個人情報渡しちゃうんじゃないんでしょうか。
半々くらいだと私は思ってますハイ。
じゃあどうやって防げばいいのかっていう事になるんですけど、今回は良い回避例になると思います。
「何か変だと思ったら身近の詳しい人にとりあえず聞く」
大事です。凄く大事です。
詳しい人がいないとき?自衛するしかありません。
この場合まず確認するべきは、”表示枠が広告表示枠なんじゃねーの?”です。
youtubeには何度もアクセスしています、ながら見でもヘッダに表示されるということは、メインの動画にしか興味がなくてもまず目に入る位置です。
”前来た時はどうだったかな…何か広告っぽいものが表示されてたかな”と気づけばそこで終わりです。
始めてきた時に表示された。
こういう時はまず他のサイトを思い浮かべます。
”メインコンテンツのページの上や下には広告がよく表示されている”
他に、サイト全体のデザインとの調和性を考えたりもします。
”youtubeのサイトと一体感が無い枠だなー”
怪しい部分をピンポイントで見ても判断できます。
この広告は下品極まりないデザインだったので以下でも判断できてたと思いますよ。
”デザインが下品、センス感じない、っていうか見てて目が痛い”
”(2009年当時の)youtubeで今更100000アクセスとか釣り乙”
世の中は欺瞞で満ちています。
目耳に入る情報を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて判断しましょうね。
リテラシー繋がりですが、以前にトーチャンが「Winnyは使うな!」と、これも鼻息荒く私に言っていたことがあります。
この時私は使われている技術のP2Pについてや、包丁そのものと包丁を使った事件の例などを話して納得させたつもりになっていたのですが、一向に理解してくれないことがありました。
これも私的にはリテラシーの問題だと思っているんですが、京都地裁であった第一審の判決だけ見ているとこう判断するでしょうね。
「裁判所が有罪としたなら有罪なんだろう。」と。
※Winny開発者の件は高裁で無罪判決がでています。
まあ、トーチャンは今現在Winnyについて理解したようで、「わしは分かっとらんかった、ガハハ」って酒飲みながら言ってます。
包丁の例えをすれば納得すると思っていましたけど、後から聞いてみると「お前の話しはわかりにくい!」で一蹴されました。
こういう時は説明する方にもリテラシーが必要なんですねぇ。
でも包丁の例えは個人的にリーサルウェポンだったんですけど。